靴について

室内で靴を履かない日本人にとって、ファッションの中で一番センスを問われるのは靴です。例えば朝起きて出かける準備する時、上下の服を選び、メイクをし、髪型をキメたとしても、靴をその時選ぶでしょうか。殆どの人が靴は結局家を出る時に決める、つまり一番最後になってしまうのではないでしょうか。その為靴はどうしても妥当なものになりがちで、また買い物に行く際も靴よりは服から選ぶことが多いと思います。私達日本人にとって一番おざなりになってしまうファッションが靴なのです。
 私はよく電車で人の靴を見ます。特に座った時などは向かいの席に座っている人の靴は気になります。着ている服は綺麗なのに靴は明らかに安物とか、服とは全く色の取り合わせの無い靴を履いているとか。靴こそがその人のセンスを表していることはよくあります。結局靴まで気が回らない、毎日同じ靴でいいやと思うのはファッションに興味が無いから、あるいはセンスが無いのです。トータルコーディネイトが出来てこそファッションである、私はそう思います。
 服にも四季があるように、靴にも同様に四季があります。また人の足の形は千差万別、自分にぴったりの靴を探すのは一苦労です。パンプス、サンダル、ミュール、ブーツ、スニーカーなど種類は豊富。こんなにも服と同じくらい多種多様なのですから、靴も服と同じくらい選択肢を持つべきです。人は第一印象でまず顔や服を見るでしょう。足元まで見る人は多くは無いと思います。けれども第一印象はそんなに大事なことでしょうか?第一印象よりも中身を磨くべきなら、まず自分の靴を見直して下さい。その靴はあなたを素敵な方向へは導いてくれるでしょうか?あなたは本当にその靴で満足していますか?
 靴にもっと気を配ってみましょう。他人が履いている靴を見てみるのもいいです。人があまり気にしていない箇所にちょっとした気を配るだけで、世界は違って見えるものです。靴から選ぶファッションは、必ずやあなたに新しい感性をもたらせてくれるでしょう。

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